TimesTenで表を作成するには、SQLおよび計画に関する予備知識が必要です。このレッスンでは表の作成方法を学習しますが、データベース設計の本質については説明されていません。
顧客情報を含む表、参照製品情報を含む表、顧客の注文を追跡する表を作成します。後で、install_dir/demo
ディレクトリからこれらの表にデータを移入します。
まず、次の列を持つcustomerという表が必要です。
列名
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データ型
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NULL?
|
キー
|
---|---|---|---|
cust_number | Integer | not null | primary key |
first_name | Char (12) | not null | |
last_name | Char (12) | not null | |
address | Varchar (100) | not null |
顧客情報表を作成するには、ttIsqlプロンプトで次のSQL文を実行します。
CREATE TABLE customer
(cust_number integer not null primary key,
first_name char (12) not null,
last_name char (12) not null,
address varchar (100) not null);
作成したオブジェクトを参照するには、ttIsqlの一部であるdescribe
コマンドを実行します。このdescribe
コマンドによって、各表の構造(表名、列名、データ型を含む)が戻されます。
作成した表の列定義を表示するには、次のttIsql文を実行します。
describe customer;
このdescribe
コマンドによって、次の定義が戻されます。
Table owner.CUSTOMER
Columns:
*CUST_NUMBER NUMBER (38)NOT NULL
FIRST_NAME CHAR(12) NOT NULL
LAST_NAME CHAR(12) NOT NULL
ADDRESS VARCHAR2(100) INLINE NOT NULL
1 table found
(primary key columns are indicated with *)
Customer表を作成した後、後のレッスンで問合せを実行するために必要な他の2つの表を作成します。前述の構文と同じ構文を使用して、新しい表の列を作成します。
次の列を持つref_products
という表を作成します。
列
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データ型
|
NULL?
|
キー
|
---|---|---|---|
prod_number | char (10) | not null | primary key |
prod_name | varchar (100) | not null | |
price | decimal (6,2) |
次の列を持つOrdersという表を作成します。
列
|
データ型
|
NULL?
|
キー
|
---|---|---|---|
order_number | integer | not null | |
cust_number | integer | not null | |
prod_number | char (10) | not null | |
order_date | date | not null |
作成した列が正しいことを確認するには、前述の場合と同様にdescribe
コマンドを実行します。このdescribe
コマンドによって、ref_products表に関する次の定義が戻されます。
Table owner.REF_PRODUCTS
Columns:
*PROD_NUMBER CHAR(10) NOT NULL
PROD_NAME VARCHAR2(100) INLINE NOT NULL
PRICE NUMBER (6,2) NOT NULL
1 table found
Orders表に関しては、次の定義が戻されます。
Table owner.ORDERS
Columns:
ORDER_NUMBER NUMBER (38) NOT NULL
CUST_NUMBER NUMBER (38) NOT NULL
PROD_NUMBER CHAR(10) NOT NULL
ORDER_DATE DATE NOT NULL
1 table found
このデータ・ストアのスキーム全体を表示するには、ttIsqlセッションからttSchemaユーティリティを使用します。ttIsqlプロンプトで次のように入力します。
host ttSchema ref_customers
ttIsqlプロンプトで、exit
と入力します。TimesTenは、データ・ストアにチェックポイント処理を行い、その情報をディスクに保存して、次の接続に備えます。
これで表が作成されたため、データを表に移入します。移入に使用するデータファイルはinstall_dir/demo
に存在します。次のレッスンでは、TimesTenユーティリティを使用して表にデータを移入する方法を学習します。